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親子で楽しむ、リーズナブルなモータースポーツ、ケイズガレージのキッズカート

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  ケイズガレージ・レーシングカートショップ  技術解説-0.キッズカートの初心者向け技術解説

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キッズカートの初心者向け技術解説

  サーキットデビューの際、気をつけること

1.ピットロードの徐行

 ライセンス講習を終えて、サーキットを走るようになった場合、気をつけなければいけないことがいくつかあります。
 まず、ピットロードでは、すぐに止まれるようにゆっくり走ることをドライバーさんに徹底してください。人や他のカートが走る場所は、十分に安全に気をくばることが必要です。

2.内輪差の意識付け

 また、スタートする時やピットインする時、止まっている他のカートにぶつからないように指導することも忘れてはいけません。特にステアリングを切った時、フロントタイヤが通過しても、リアタイヤに意識が行かずに、いわゆる内輪差(クルマが曲がる時には、前輪より、後輪のほうが内側の軌跡を描く、という現象です。保護者の方も自動車免許の教習で習われたかと思います)を知らないドライバーさんが、後輪を他のカートや支柱などにぶつけてしまうことは結構あります。事前に、パドックなどでエンジンをかけずにカートを押して、目印を設けて具体的にどのくらい内輪差があるのかをドライバーさんに理解してもらう指導が必要です。

3.追い抜かれる方法

 また、速く走れるようになるまでは、他のカートに追い越されることになるので、抜かされ方をキチンとドライバーさんに教えておくことも接触事故を防ぐために必要です。
 まず、後から速いカートが来たことが、エンジン音などでわかるように注意しておき、抜かれる時はできれば直線で、スピードを落としすぎないでスローダウンして、レコードラインを空けて走るように指導してください。コーナーなどでは、コースのアウト側へ寄っておくのが基本です。大人カートのルールと同様に、抜いてほしいサイドを指差して後続のカートに示します。このサインは、追い越す側も知っておいてもらう事も必要です。

4.スピンの体験とカウンターステアの習得

 ある程度レーシングスピードに近い速度で走れるようになってくると、スピンしてしまう場合が起こります。いきなりスピンするのは好ましくないので、事前に、安全を確認して、わざとスピンして感覚を掴んでおく必要があります。この時、あわせてカウンターステアも教えてあげて、スピンしそうになった時の対処をドライバーさんに学習してもらいます。
 やり方は、事前に、パドックでエンジンをかけずに、ドライバーさんを乗せて、リアバンパーを少し持ち上げて左右へ振って、「コーナーでスピードが速すぎると、こうゆうふうにスピンするにだよ」と、教えておきます。
 その後、後から他のカートが来ていないことを確認して、タイトコーナーで、あまり減速せずに大きめのステアを切るようにドライバーさんに指示して、スピンとカウンターステアを経験して、練習してもらいます。

  初歩のキッズカート・メンテナンス

1.走行前の空気圧調整

 カートのタイヤは走行が終わった後は、通常、タイヤを休ませるために空気を抜いておきます。キッズカートのタイヤはレンタルカート用のものですので、それほど気を使う必要はありません。それでも、走行前は必ずすべてのタイヤの空気圧をチェックすることは忘れないでください。

2.各部のボルト・ナットの緩みチェック

 カートのボルトはほとんど緩み防止機能のついたものが使用されていますが、走行中のボルト・ナットの脱落は大変危険ですので、走行前には、主な部分のナットの緩みをチェックしてください。  緩みやすい部分は、ホイール、リアシャフトとベアリングを止めているイモネジ、エンジンマウント、ペダルまわりです。

3.チェーンの張り

 チェーンの張りが適切でないと、走行中にはずれたり、強すぎるとパワーロスしたり伸びたりしてしまいます。チェーンが1cm程度の幅で上下に動くぐらいの遊びに調整しておきます。また、走行することで、チェーンが伸びたり、緩んできたりしますので、走行前は必ずチェックしてください。

4.走行の後のメンテナンス

 走行が終わった後は、2.3回に一度はチェーンをはずして、残った混合ガソリンを使って、歯ブラシなどで汚れを落としてから、チェーンオイルを注油するようにします。また、同時に、ガソリンでエンジン、スプロケットまわりのオイル汚れを刷毛で掃除します。
 また、サビを防ぐために、掃除した後、CRCなどの防錆・潤滑スプレーをリアシャフトまわりとペダルまわりに吹き付けておきます。その後、パーツクリーナースプレーで、ブレーキローターとブレーキパッドを清掃しておきます。また、カウル類もパーツクリーナーできれいにしておきましょう。
 タンクに残ったガソリンは灯油用のポンプなどで抜き取り、しばらく走行しない場合は、タンクに残ったガソリンを抜き取った後、エンジンをかけて自然に止まるまで回しておくか、キャブレターのドレインボルトをはずして、完全に抜いておきましょう。

5.ブレーキのチェック

 ブレーキは、パッドが減ったり、クリアランスが大きくなったり、ワイヤーが緩んだりして効きが悪くなってゆきます。走行前後には、必ず、カートスタンドにカートを載せてエンジンをかけ、効き具合をチェックしてください。


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