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  ケイズガレージ・レーシングカートショップ  技術解説-3-7.エンジン・メンテナンス

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7.エンジン・メンテナンス

 ジュニアカートのKTエンジンのメンテナンスは、大人カートと同様になりますが、キッズカートのEC04エンジンの場合、レースがデリバリ・エンジン制で自分のエンジンが使用できない場合、メンテナンスは、新品から1.2年の間は、ほとんど必要ありません。その後の性能向上を目的としないメンテナンスとしては、ピストンリングの交換とシリンダー全面にアタリがついた後のホーニング作業、半植物性オイルを使用している場合は、排気系のカーボン落としが必要です。
 ホーニングについては、専用機具でなくても、200番ぐらいのサンドペーパーで、シリンダー壁面にななめにの細いキズをつけてオイルがそこに溜まるようにして焼きつきを防ぎます。また、その際、マイクロロン・アッセンブリ・ルブリカントを塗布しておくと非常に効果があることがわかっていますので、焼き付き防止のため、アタリが出た後に、ZOILなどの実績のあるケミカル製品を使うのもいいでしょう。
 カーボン落としはサンドペーパーでこすり落とすのですが、金属面が見えるくらいまで行うと、ポート加工とみなされて車検で失格になる場合がありますので注意してください。
 また、クランクシャフトの歪みをとる、いわゆる「芯出し加工」も振動のひどくなったエンジンには効果がありますが、これは専用の道具が必要なのでショップに依頼する必要があります。その他のことは、ちょっと機械いじりに慣れたお父さんが自分でもできます。
 また、キャブレターの分解清掃も時々はやったほうがいいメンテナンスです。EC04のキャブレターは、一般のバイク用のキャブからスロー系を無くしただけの構造ですから、比較的簡単に分解清掃ができます。パーツクリーナースプレーをジェットやフューエルラインの穴を中心に吹き付ける程度で十分です。また、ガソリンコックの部分に網状のフィルターがついていますので、ここも併せて清掃しておくといいでしょう。
 ケイズガレージでは、上記作業も実費で請け負っていますが、自分でやってみようという方には、ご指導するようにしています。
 また、プラグは消耗品ですので、状態を見て指定品に交換するようにしてください。それから、よくあるトラブルですが、キル・スイッチの電線がエンジンに触れて表面が溶けて、銅線がエンジンの金属部分に触れ、 ショートしてキル・スイッチを押した状態になり、点火しなくなる、ということがありますので、電線コードの周りにテーピング等施しておくことをお勧めします。
 部品交換や各種研磨加工などのチューニングに該当する加工ついては、レースごとにレギュレーションに違いがあり、認められる範囲がありますので、参戦するレースのレギュレーションをよく確認してください。ほとんどのレースではきびしく制限されています。


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